前回は、「家事按分」のお話をして、経費の境界線がスッキリしてきましたね!
ビジネスが軌道に乗ってくると、「仕事用におしゃれでハイスペックなパソコンを買おう!」と奮発される方も多いのではないでしょうか。
でも、高いお買い物をしたときには、税金上の「ちょっと意外なルール」が待っています。
今回は、高額なお買い物の味方「減価償却(げんかしょうきゃく)」がテーマです!

💡内山税理士からのワンポイント・アドバイス!
漫画の主人公のように、「20万円のPCを買ったから、今年の経費で落として一気に節税だ〜!」と意気込んでいる姿、とっても微笑ましいですし、そのお買い物自体は素晴らしい投資です!
でも、税理士としてここはバツ印を出して「一括では落とせないんです……!」とお伝えしなければなりません(笑)。
ポイントを整理しておきましょうね!
1. 10万円を超えると「分割」ルールになります
原則として、1点あたり10万円(※)を超えるパソコンや備品は、買った年に全額を経費にすることはできません。
数年にわたって少しずつ経費にしていく仕組み、これが「減価償却」です。
高額なお買い物は「これから何年も使って売上を作っていくもの」だから、税金計算も数年に分けるルールになっているんですよ。
2. 来年以降の自分を助ける「経費の貯金」です
4コマ目で主人公が気づいたように、「今年の経費が減っちゃった……」とガッカリする必要はありません!
今年使わなかった分の経費は消えてなくなるわけではなく、来年、再来年の経費として繰り越されていきます。
まさに「未来の自分への経費の貯金」だと思えば、なんだかワクワクしてきませんか?
3. 青色申告なら「30万円未満」の特例もありますよ!
実は、第6弾でお話しした「青色申告」をしている方には、とっても嬉しい特例があります!
30万円未満のものであれば、買った年に一括で全額経費にできる特例(少額減価償却資産の特例)が用意されているんです。
賢く青色申告を使っていれば、20万円のPCも一気に経費にできる可能性がありますよ。
【知っ得ポイント!】
高額な買い物をしたときは、領収書や保証書を大切に保管しておくのはもちろん、「型番や買った日」をしっかりメモしておきましょう!
会計ソフトに入力するときに、ソフトが自動で年ごとの減価償却費を計算してくれるので、最初の入力さえ済ませてしまえば
後はとってもカンタンですよ。
自信を持って、スッキリ賢く節税しよう
家事按分は、自宅で頑張るフリーランスにとって最高の味方です。
「この割合で大丈夫かしら?」と迷ったら、いつでも私に相談してくださいね。
根拠のある正しい知識を武器にして、一歩ずつステキな事業を育てていきましょう!
お金の仕組みを味方につけて、前向きに投資しよう
大きな買い物をするときは、「これってどう経理するのかな?」と少し不安になりますよね。
でも、正しいルールを知っていれば、恐れることは何もありません!
判断に迷ったときは、いつでも私を頼ってくださいね。
