みっちゃんのメインの病名は、「単心室症」と「両大血管右室起始症」です。
普通の心臓は、部屋が4つ(心房が2つ、心室が2つ)ありますが、
みっちゃんは、部屋が3つ(心房が2つ、心室が1つ)しかありません。
なので、「単心室症」と呼ばれています。
「単心室症」の特徴の一つは「チアノーゼ」です。
心室が1つしかないため、肺で酸素をたくさん含んだ「赤い血液」(動脈)と、
全身から戻ってきた「青い血液」(静脈)が、心臓(心室)の中で混じってしまいます。
そのため、SpO2(酸素飽和度)が80%(通常は100%)程度に下がってしまい、常に「チアノーゼ」の状態になってしまうのです。
この「チアノーゼ」の状態というのは、「高い山の上にいる状態」なので、とても苦しい状態なのです。
みーちゃんの場合は、
BTシャント手術(生後2ヶ月頃)
↓
両方向性グレン手術(生後7ヶ月頃)
↓
フォンタン手術(2歳頃の予定)
の3回の手術を行い、チアノーゼの状態を改善する予定にしています。
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